一日一本映画を見た(2020/6)
毎日映画を見ることにしました。
ほぼアマゾンプライム、稀に金ローそのほかで見ました。
もし今後この映画をリビングで見る人が家族と気まずくならないよう、性描写の有無と程度についてもメモしておきます。もしこれを見ている人がいて、今後下記目次記載の映画を家族や友人と見ることがあるなら、参考になれば幸いです。
性描写判定 A:隠語 B:濃厚なキスシーン C:登場人物の裸体 D:ゆるい性描写(朝チュンとか) E:ガッツリ性描写
以下は感想 ネタバレあります。
- 一本目 パーフェクト・ルーム
- 二本目 MAD MAX 怒りのデスロード
- 三本目 トゥルーマン・ショー
- 四本目 帝一の國
- 五本目 ウインド・リバー
- 六本目 ファイティング・ダディ 怒りの除雪車
- 七本目 ハッピー・デス・デイ
- 八本目 ハッピー・デス・デイ2U
- 九本目 キャビン
- 十本目 何者
一本目 パーフェクト・ルーム
理由:ジャケが面白そうだったから
涙腺:泣かなかった
性描写:ABCDE そもそも基本的に女の裸の死体が画面内に収まっている
あらすじ:仲良し5人組で共有していた浮気用の連れ込み部屋に女の死体が。犯人は誰?
好きなシーン:サラが出てくるところすべて
感想:痴情がもつれまくってました。
パーフェクト・ルーム すっげ〜 金!暴力!セックス!って感じ
— にのまえ (@sirataiyaki15) 2020年5月31日
絶対に親とは見るな 恋人とも見るな もし男性なら友達とも見るな
面白いは面白いので、ひとりで見ることを勧めます。本当に、映画として面白いというか…サラの脈動する美しさや怪しさ、この先の道に破滅があることがよくわかるのに抗えない…というファムファタル感がすごく神秘的。花に寄っていく虫見てる気分。
ルークのブラフがすごくよかったな~と思いました。あんなん全員騙されるでしょ。この人どこかで見たことあると思ったら、プリズン・ブレイクのマイケルですね。親に付き合って全シリーズ見たわ。
総括:ひとりで見てね
二本目 MAD MAX 怒りのデスロード
理由:フォロワーに勧められて
涙腺:泣かない
性描写:C 男女問わず上裸のシーンがあるが、色っぽいシーンではないので親と見れる 友達と見るのがオススメ
あらすじ:世紀末の世界でヤバイ奴らと暴力!炎上!ガソリン!暴力!
好きなシーン:妊婦の子が運転席をかばって身を乗り出す場面
感想:最初の10分で世界観説明、30分から本領発揮、その後は全部クライマックスです。手叩いて笑っちゃったな。面白かった。
マッドマックス見てるけどピアノとか本とか出てきて思ったより文化的じゃん…と思ったら急に火を噴くギター出てきてお手本みたいなバカ笑いした
— にのまえ (@sirataiyaki15) 2020年6月1日
世紀末じゃん…北斗の拳かよ って思ってたんだけど、北斗の拳の方が数倍文化的だわ
— にのまえ (@sirataiyaki15) 2020年6月1日
マッドマックス、女たちの美しさが荒んだ世界との対比で凄まじい なお敵の男にはエグめの乳首ピアスをしているやつもいてこちらも凄まじい どんな次元のバトルだよ
— にのまえ (@sirataiyaki15) 2020年6月1日
世界観は以上三つのシーンでだいたいわかる。
マッドマックスすごいな 「本気か?」ってシーンしかない おもしれえ…
— にのまえ (@sirataiyaki15) 2020年6月1日
総括:クライマックスしかない映画
三本目 トゥルーマン・ショー
理由:以前フォロワーが話をしていたから&少しだけ見たことがあるから
涙腺:泣かなかった
性描写:B ロマンチックなキス 家族で見れるし私は家族で見た
あらすじ:トゥルーマンは今日も元気!自分の生活が全世界に配信されているとは知らずに…
好きなシーン:ラスト
感想:ラストシーン………何も知らない私が言うと本当に薄っぺらいんだけど、映画史に残るラストってこういうのなんだろうかと思った。ラスト、良い…。
毎朝の挨拶がラストで永遠のお別れの挨拶として使用されるのも、それが正しく機能するのも、トゥルーマンが壇上を降りる演者として、畏まりつつもおどけたお辞儀をするのも、何もかもよかった。彼はもうこの劇から降りるんだなと誰もが理解できる。嬉しそうなシルヴィアの顔がキュート。
船の名前が「サンタマリア号」なのもめ~ちゃくちゃいいですね。コロンブスだよね?世界中を旅してまわる心積もりで相棒に選んだ船がコロンブス新大陸発見時の船の名前で、事実トゥルーマンも新たな世界を見つけられたの、美しいな〜という感じです。そういうのもっとちょうだい。
1時間40分とどちらかと言えば短めの映画なのでちょろっと二回目も見たんだけど、奥さんの指クロスのシーンで母が「十字架じゃない?」と言っててなるほどね~となりました。奥さんが唐突にココアの話をし出したの、これ絶対広告じゃん!と思ってすごく面白かった。親友によるビールアピも大口顧客なんだろうなって感じ。二回目視聴だと小ネタに気付く余裕ができるのがいい。キッチンにビタミン剤があったのも、あんな灯台みたいな太陽しかあそこにはなくて、本物の太陽の光を浴びれないからじゃない? みたいな、そういうちまちました考察ができる余白がある気がする。
あとこれは疑問なんだけど、なんかやけに日本ネタ多くなかったですか?あれなんで?特にシルヴィア、日本語選考の理由って何?英語圏の世界で登場人物に日本語を専攻させる意図、なに?
最新コナン映画(こんしょうのフィスト)(変換できない)のシンガポールみたいに、ロケ地が諸外国に比べて安かったとかあるのかな。もしくは、「グラビティ」で主人公を地球まで連れて帰った宇宙船が中国製だった理由について、想像される視聴層が、英語圏の次に中国語圏が多かったみたいに、なんかそういうやつがあるんですかね?当時は爆発的な洋画ブームとか?主演俳優が日本で超人気だったとか?
日本の視聴者の日本語訳が超テキトーなのは普通にウケました。
総括:最後まで見るとジャケットの良さを反芻できる
四本目 帝一の國
理由:以前見たことあるけど見たくなった
涙腺:危うかった
性描写:なし 家族で見れる
あらすじ:ここで生徒会長になることが総理大臣への最短ルート(意訳)と言われている学園で、どんな手を使っても生徒会長になってみせる!
好きなシーン:テスト点数開示の時とマイムマイム
感想:菅田将暉の演技の圧がすごい。見てて楽しい映画。
一時期スクエアを買ってたので帝一の國読んでたんだけど、初めて読んだ帝一の國がちょうどマイムマイムの回で、この漫画一体なに???ってなったの思い出した。
帝一が時期生徒会長候補の補佐の一年生としてではなく、ただの少年として涙するシーンがあるんだけど、それまでの強くたくましい帝一と相反して弱々しげな声になるところが切なかったな〜満足度高いです。
そういえばホストのローランドさんて帝一の國の氷室ローランドからとってるらしいね。
総括:漫画原作の実写映画の中ではかなり成功したよねこれ
五本目 ウインド・リバー
理由:サスペンスが見たかった
涙腺:泣かなかった
性描写:ABCDE 司法解剖後の女性の遺体が前半に出てくるけど、裸体どころか内臓も出てるので色気の点では大丈夫。でも後半、事後現場に乗り込んだ男(最悪)が「セックスの匂いがするぞ」とか言って暴れ始めるし行為も始まるので、人と見る時は1時間15分~あたりから要注意。親とは無理だけど、人によっては仲いい友達とは見れるかなあ…私は無理です。ひとりで見よう!
あらすじ:閉鎖空間の村の雪山で女性の暴行・凍死死体が発見された。娘を失ったハンターのコリーは、FBIのジェーンと協力して操作を進めることになるけど…
好きなシーン:巣の中で暖を取り合うピューマ。
感想:事件の顛末最悪過ぎんか?胸糞だったな…こんなんナタリーはもちろんナタリーの両親も報われないでしょ。まあ愛してる娘が死んでる時点で報われないけど。
あんなに理性の無い人間が集団生活を行っていて、かつその理性崩壊の行先が無関係の人間なの嫌すぎる…うさはらしの矛先は形のないものにしてくれよ。雪とかさ…
実際の社会もそうだろうし、映画のラストはネイティブアメリカンの行方不明率は統計すら取られていないというあまりの有様だし、この映画のアオリ?紹介文は「なぜ、この土地では少女ばかりが殺されるのか」なので、なんかもう…ラストは沈黙するしかない。
雪と静寂しかない、どこにも行けない閉鎖空間で、ただただあたりをうろつくだけの仕事を、異動の関係で何年もやらされるというのは正直絶望だという気持ちは多少は理解できるんだけど、それでもあんなに理性がないことがあるのか?人間の理性がどんな要因でどんな風に切れるのか、限界の生活をしてこなかった私にはぴんと来ない。なので加害者たちの言い訳を理解できるとは思えないんだけど…
高校生の頃犯罪心理学にすごく興味があって、そういう本を読んでいたのですが、読めば読むほど私は犯罪心理学をやっても苦しいだけの人間だと思ってやめたのを思い出した。加害者の苦しみを理解しようとすることに苦しむだろうなあと思って…
今ウインド・リバーを見てるんですけど「私はFBI!ここは連邦の土地で、私だけに権限がある!銃を下ろしなさい、いい?」このセリフ凄く英語を感じた 英語って「私には権利がある、そしてあなたには義務がある」という文章を声に出す時すごく自然に聞こえるし、そういう言葉に力がある言語だと思うので
— にのまえ (@sirataiyaki15) 2020年6月6日
こんだけ言ったけど、銃撃戦の緊張感も、画面の美しさも、セリフ回し(上記のツイート参照)も、俳優さんたちの演技力もすばらしくて、映画としては面白かったです。
総括:サスペンスというよりドキュメンタリーかも。
六本目 ファイティング・ダディ 怒りの除雪車
理由:父親の復讐劇の話だったので
涙腺:泣かなかった
性描写:なし 家族で見れる 血しぶきは舞うのでご飯の時は注意
あらすじ:息子を殺されたお父さんが除雪機を乗り回して復讐を誓う
好きなシーン:復讐相手の息子にパンフレットを読み聞かせるシーン
感想:面白かったです!!オススメ!ジョン・ウィックが好きな人は好きだと思う。静かなジョン・ウィック。
ジャンルはアクション+ブラックコメディなのかな?
息子をタチの悪いギャングに殺されたお父さんが関係者全員ぶっ殺す話なんですけど、その際に選んだ凶器が「除雪車」なんですよ。クールすぎ。絶対に勝てない。おじさんは除雪車以外にももちろん銃とか使うんですけど、除雪車に乗ってるおじさんが1番強そうに見える。運転してるだけなのに…
おじさんの暗く燃える復讐の炎を感じながら雪景色と血飛沫を見る映画だった。
ブラックコメディ要素についてはうまく説明できないんだけど、なんか間が絶妙なんですよね。殺戮の間に挟まる間で何故か笑ってしまう。
例えば、おじさんが銃を持って相手を追い詰めたとして、除雪車に乗ってただけの知らんおじさんに拷問の末殺されかけてる状態に混乱して相手が笑い始めるんですよ。それにおじさんも笑う。それにつられて私も何故か笑う。おじさんが相手を殺す。私はびっくりして余計に笑う。みたいな。
途中すごく好きなシーンがあって、
おじさんがギャングの頭の子どもを誘拐して自宅に連れ込むんだけど、その子どもは本当に肝が座っていて、自分を誘拐したおじさんに「眠れないから読み聞かせして」みたいなこと言うんだよね。
でもおじさんは、息子はもう成人してるしそもそも仕事の鬼だったので絵本なんか家にないんですよ。仕方なく除雪車のカタログ見せて読み聞かせするっていう。ここめちゃくちゃかわいかったです。
総括:敵を除雪車に巻き込んで散布するシーン、サイコー。
七本目 ハッピー・デス・デイ
理由:ホラーが苦手な人にもおすすめできるホラーとして紹介されていた。
涙腺:泣かない
性描写:ABD 事前シーンと主人公⇔教師の浮気描写がある
あらすじ:強くて生意気な女子大生によるループもの
好きなシーン:時計塔から飛び降りるところ
感想:ホラー1アクション4コメディ5って感じでした!ホラー苦手でも絶対見れる
昔やってたカービィのゲームやちゃおのホラー特集の方が怖かったな。コメディ、ラブストーリー、サスペンス、アクションが程よく混じってて、人と見たら楽しいだろうなと思った。
いわゆる「死に戻り」なので主人公に課せられた運命はかなり厳しいものなんだけど、この主人公が本当にすぐさま覚悟完了するんだよね。すごくたくましい。何がなんでも生き残ってやるというハングリー精神が強くて、しかも自分だけじゃなくてちょっと気になる男子をなんとか守りつつ、道中でムカつく女にはちゃっかり仕返ししたり、ちょっと倫理が曲がってるところはあるけど気持ちいい女なんですよ。キャットファイト上等。いい女っていうか、おもしれー女…て感じです。強いギャル。
私はかなりこの映画好きでした。こういうのもっとちょうだい。
総括:友達と見たい映画
八本目 ハッピー・デス・デイ2U
理由:前作が面白かったから
涙腺:ちょっと泣きかけた
性描写:AB 隠語はそんなに気にならないキス
あらすじ:前作で解決したと思ったのにまたループしたし今度は世界線がおかしいぞ
好きなシーン:水着でスカイダイビングするところ
感想:面白かったけどなんでSFにしたの?
前作からさらにアクセル踏んでて、主人公もヤケになっており死に戻り描写もかなりコメディになる。ここは割と笑えたというか、サメ映画見てる気分でした。うおー死んどる死んどる!みたいな。
ただ冒頭のあの…友人がループに巻き込まれて、そこからそのループが主人公に移るという流れの必要性が私にはよくわからなかった。ループの原因があの機械だったというのはまあ置いといて、世界線がおかしくなったのは結局なんでだったん?映画内で語られてたらごめん。
成績がいいわけではない(と思われる)主人公がめちゃめちゃな量の数式を必死こいて覚えてかたっぱしからつぶしていくところはスゲーて声出ました。主人公のこういうところが男前で好きなんだよな。
総括:ラストは鬼
九本目 キャビン
理由:上の流れでホラー見たくなった
涙腺:泣かない
性描写:ABCD カップルがおっぱじめるけど中断する ホラーあるあるらしい
あらすじ:主人公含む5人グループで山奥のコテージに遊びに来たけどなんか変
好きなシーン:エレベーターから怪物が一気に出てくるシーン
感想:上記に書いたシーン大好き!!!手叩いて笑いました。本当にめちゃめちゃ面白かった!!かなり好き映画。また見たい。
ホラーだから見るまでは怖かったけど、正直一番ビビったのは最初のクレジットのところ。急に画面が切り替わって赤背景黒大文字で何かしらの文字列がバーーーン!!!するんだよね。びっくりしすぎてなんて書いてあったのかはわかりませんけど監督の名前とかじゃないかな。
冒頭が終わったら、あとはなんかもうホラー的には答え合わせというか、来るぞ来るぞ来るぞ…はいきました~という感じなので怖くない。
この映画って「ホラー映画あるあるを楽しむ」という目的と、「聞いたことのないオチで驚かせる」という狙いがあったのかな~と思う、というかPVにみたらそんな感じなんだろうなと思いました。
冒頭でカップルが襲われ女性の方が連れ去られる、一人になった人は襲われて、どうにもこうにも怪しい地下空間へ…みたいな第一ステージのあるあると、
それらはすべてある特殊機関がすべてセッティングしたもので、彼らの行動のすべてがフラグであり、そのフラグ管理を期間が行って…という第二ステージのあるあるが同時進行する。
ホラーなのにあまり怖くなかったのは、主人公ではなく機関の人の目線でストーリーを追ってたからかも。
ここからがっつりネタバレなんだけど、
上記に書いた聞いたことのないオチというのは、
この一連の事件を手配した期間は、この世界にいる神のような存在に役割を持つ生贄を捧げるためなんですね。主人公たちには処女、愚者、学者など役割が与えられていて、彼らの血を儀式の中で流さなければ、生贄を与えられなかった神のような存在が世界を破壊してしまう。クトゥルフ的なやつかも。
その儀式には主人公たち以外も挑まされていて、もうアメリカ支部(主人公たちのところ)以外の支部は生贄たちが組織の用意した怪物やお化けを退治して生き残ってしまっていて、あとはアメリカ支部に希望が託された状態だった。
ここで君たちは死ななければならない!そうしないと世界が!と説得されるんだけど、
まあ主人公からすればそんなんしったこっちゃねえって感じだよね。こんな最悪なことをしないと平和が保てないならともに逝こうやとなるわ。
途中で「クソッ!日本支部が失敗した!」みたいなターンがあるんだけど、子どもたちが協力して悪霊退散してて胸熱だったな。がんばえー!
総括:日本支部も見せて
十本目 何者
理由:友達が就活の時に見てて病んでたのを思い出した
涙腺:泣かない
性描写:ない ただ共感性羞恥~!になるところはあるかも
あらすじ:みんな就活頑張ろ~!
好きなシーン:主人公の本性が明かされるところ
感想:意識高い系の女の子が主人公を糾弾するところ怖かったな。
この女の子が怖いんじゃなくて、メアド教えたらそこから裏アカ特定されてたというところが怖かったですね。他人事じゃねーぞ!
「どうせたまに自分のツイート見返してほくそ笑んでるんでしょ?俺分かってんなって思ってるんでしょ?」みたいに言われるのも個人的にかなり心に来ました。
就活って本当にストレスだし、叶うことならもう二度とやりたくないな~。何が嫌って、時間もお金も自分の価値観も切り売りして面接や試験に挑んでるのに、たいていの場合理由もわからず落とされるからですね。しかも落ちたことを回りに悟られるから、そういうのがいやだと本当につらい。ていうかいやでしょ。
だから、友人が受かった企業の悪評判とか検索して、上記の女の子も安心したいんだと思います。みんな疲れて擦り切れて、余裕がないんだよな。主人公もね…
いや~友人同士で協力して就活するの勇気出るけど、受かったらその社名言わなきゃいけなくなるので…やめとけ…って思いながら見てた。
総括:就活、労働よりも嫌
終わり!